やっと来たNikonD800と共に憧れのニコ爺生活。写真撮ったり、北米語とイギリス英語の違いついて考察したり、デザインについて考えたり、外国生活について問答したり。それぞれの比重はそのときに興味あるものによって変化します。まあ、ちょっとマニアな話が多い。

2013/11/20

英語-本/映画/DVDレビュー:アメコミ映画も捨てたもんじゃない。ちょっと侮ってた The Wolverine〜ウルヴァリン〜

2013/11/20
なぜ邦題には原題に無いSAMURAIとか訳の分からない副題が付いているんだろう?
ちょっと気になってわざわざ原題のチェックしちゃったじゃないか。(原題はThe Wolverine)スパイダーマンの成功以来雨後の竹の子のように生えて来る、アメコミ映画の一つです。またどーせ、よくも悪くもアメコミ映画なんだろうと思って斜めに構えてたら、思いのほかよくできてたので記事にすることにした。
 アメコミは全然詳しくないので、当然ウルヴァリンというのもキャラクターが思い浮かばないぐらい知らなかった。夏にこの映画が公開されて友達が見たというので、当然のようにみんなでウルヴァリンが〜〜とか言う話について行けなくてちょっと悲しかったw
今調べてみたら、元はこういうキャラらしい。
言われてみればどこかで見たことがある気がする。このえげつない黄色と青の色になんだか見覚えがあるぞ。しかし元のキャラクターがこれで、よく↑のようなライブアクションのデザインに落ち着いたな。面影があるのは髪型ぐらいか?不死身で手から爪が出るという荒唐無稽なキャラクターの割にこの映画の中の主人公結構かっこいいんですよ。

2013/11/12

英語-本/映画/DVDレビュー: Braveheart 〜ブレイブハート〜

2013/11/12
結構長い間テレビを見たり本を読んだりすることを脳が拒否していて、ぜ〜〜〜んぜん映画など見なかったんだけど、最近久しぶりに映画を見たりできるようになってきました。大体はクマさんが見てるのを適当に見るって感じなんだけど、その中でも強く印象に残ったのがこちらBraveheart (ブレイブハート)
1995年と書いてあるから随分前の映画なんだなあ・・・。
ストーリー的にはThe Last Samurai (ラストサムライ)にそっくり。ていうかこっちの方が先に作られてるんだけど。中世のスコットランドがイングランドから独立を勝ち取るきっかけとなった男の人生を描いた話で(すみませんちゃんと調べてませんw)、舞台や衣装、時代考証がとても素敵〜〜。絵画の中でおなじみの変な髪型や衣装をちゃんと生きた人間が着るとこうなるのか(特にイングランド人)と、そっちばっかり気になってました。
わたしが紹介する映画・DVDにいつも共通してることですが、美術がすばらしいヨーロッパファンタジーです。(あ、これは史実なのかな?)
テレビに映ってたから見始めただけなのに、見終わって、いや、いい映画だったな〜〜と思える珍しい作品でした。調べてみたらアカデミー賞とったとか。いや納得。

一つ難点があるとすれば、主役のメルギブソンがちょっとおさーん臭すぎるところ・・・。ストーリー前半に後に彼を突き動かす動機となる重要なラブシーンがあるのですが、ちょとー、おっさんヒゲ濃いし〜法令線ばっちりでなによりも肌につやがなさ過ぎて、あんまり女子wの心を揺り動かさないよ〜〜。話的に多分彼はあの時点で10代後半から、遅くとも20代のはず。が、どう見ても35超えてるオサーンの容姿では主人公の魅力が伝えきらないよ・・・。(笑)
あと、彼はオーストラリア人(アメリカ人だけどオーストラリアに移住した?)だそうなので、素人のわしが聞いててもスコティッシュがいまいち。というか、本物のスコティッシュの台詞はキャプションなしだとよくわからんが、彼のスコティッシュはキャプションなしでもわかるw 目が青いし、容姿的にはスコティッシュって言ってもおかしくはないから先祖がそうなんですかね?この映画は彼が製作したそうですが、オーストラリア人の彼がなぜわざわざスコティッシュの歴史ドラマを制作しようとしたか興味がわきます。

俳優がメガホンを取っているということで、シネマトロジー?フレーミングの仕方が結構最近の映画と違います。最近の映画みたいにCGで人間が撮影できないスペクタキュラーとかじゃなくて、あくまでも俳優の演技をちょっと舞台っぽい長回しで撮るとか。メルギブソン、顔はオサーンだけど演技うまい。不幸のヒーローなので、かわいそうなエピソードが多いんだけど、押さえた怒りみたいなのが伝わってきます。返す返すももう少し若いときに撮っていたらなあ〜

見終わって「いい映画見たな〜」と思いたいときにどうぞ。


ちょっといい映画を見たい夜に
見やすさ            ☆☆☆☆☆
熱中度          ☆☆☆☆☆
語彙(☆が多い程多い)  ☆☆☆ 
達成感          ☆☆☆☆☆
(5点満点)

2012/08/15

英語-本/映画/DVDレビュー: The Dark Knight Rises バットマン三部作の最終作見たよー

2012/08/15
クマさんが行こう行こううるさいのでむりやり連れられてきた。
いつの間にやら公開されていたバットマン最新作ダークナイトライジング。日本語で書いてしまうとナイトが夜なんだか騎士なんだかよく分からなくなって残念。え?
あといま書いてみて思ったけど、原文はRisesなのに邦題はライジングなの?
どおりで余計に
 ↑ こんな光景が頭に浮かんできてしまう訳だ。

アルク先生に聞いてみると、
現在形(1)終ってしまったこと(過去形の守備範囲)ではなく、今そうだと言えるものの、じきに終わる事柄(現在進行形の守備範囲)でもなく、「今でもそ うだし、これからもずっとそうであるはずだ」という事柄を表します。したがって、現在もそうだといえる、会社の事業内容、反復・継続される習慣、一般的真理などを取り上げるときに用います。
[注] 現在進行形との対比:   現在進行形は、じきに終わって区切りがつくはずのものです。したがって、「これからもずっとそうであるはずだ」とは言えない事柄について、現場からの実況中継のような感じで伝えるものです。
こういうニュアンスの違いがあるらしいので、物語のエッセンスを伝える為にもぜひライゼズのまま突き通してほしかったぜ。細かい事言ったらこれは進行形じゃなくて分詞構文なのかもしれんけど文法よく分からないしw
もう公開されてから1ヶ月ぐらい(?)経つというのに、火曜日の9pm過ぎ開始の回で、スクリーン前一列目まで埋まる程の満席。こんなに混んでるの初めてみた。みんなバットマン好きなんやね。

2012/08/03

英語-本/映画/DVDレビュー: Fawlty Towers(フォルティ・タワーズ)30年の時を経た名作コメディー

2012/08/03
リトルブリテンを見て大ファンになって以来、イギリスのコメディーに嵌っています。
Fawlty Towers(フォルティ・タワーズ)はまた例のごとくNetflixにあったので何気なく見始めたのですが、すげーーー。自分が生まれる前に製作されたコメディーとは思えない、時を経ても色あせない名作です。

詳しい事はWiki先生が詳しいですが、大事な所としてはモンティパイソンのメンバーが作った、30年以上前の名作そんなところでしょうか。作りとしてはドリフのようなSitcom(シットコム)で、毎回フォールティータワーズというホテルを舞台にどたばた劇が繰り広げられます。

本家モンティパイソンは刺激が強過ぎて、いまいち楽しめるまで至ってないワタクシですが、こちらは至って普通の(といってもブラックジョークが効いてますが)コメディーで、ドリフよりもやや言葉で笑わせる事が多いかな・・・?
↑の写真を見たら分かるように、かなり古ーーーーーーい映像。なのに今見ても普通に面白い。

2012/07/16

英語-本/映画/DVDレビュー: Game of Thrones・映画並みクオリティーのハイファンタジー、ハリウッド様の本気

2012/07/16
いまテレビ好きのおじさんたちの間でちょっとしたブームになっているのがこれ

Game of Thrones
ゲームオブスローンズ)

ちと調べてみた所、まだ日本語のDVDも翻訳されたものも出てないという事でちょっとハードル高いかもしれませんが、いろいろとこうるさい業界のおじさんたちも大絶賛するほどの作品です。
画像を探しているときにあまりにもカッコいいので、つい4枚も持ってきてしまった↓のポスター、これを見ていただいてもすぐ分かるように、基本テレビシリーズなんですが、1つ1つのエピソードが映画並みクオリティー。現在の所シーズン2まで放映済みで、各10エピソードづつで構成されています。ということは、20時間(未完)の映画を見ているようなものなんですね。

大まかなストーリーは架空の中世ファンタジー世界で、Game of Thronesという言葉が示すように、それぞれの登場人物が玉座をめくって画策しまくると言ういたって分かりやすいプロット。もともとGeorge R. R. Martinという作家の大人気小説をベースにしたものらしいです。シリーズ物の小説をベースにしているので、話が壮大かつ緻密。そしてこの作品はそれを映画用に2時間程度に圧縮するのではなく、初めっから全部描いてやろうという魂胆でつくられているので非常に見応えがあります。例えるなら日本の昔の大河ドラマに近い感じです。見てて誰が誰だか分からなくなる感じもそっくりです。しかもクオリティーは映画並みと言ったらロードオブザリングとかハリーポッターみたいなファンタジーが好きな人にはたまらん!!

2012/07/10

英語-本/映画/DVDレビュー: Bones season 4,5,6・北米英語に慣れるために

2012/07/10
うおーーーーーーーーーーーやっと見おわった!!!半年ぐらいかかった??さすがにシーズン6まであると量が半端じゃないなー。
Bones(邦題:ボーンズ〜骨は語る〜)後半戦やっと見終わりました。シーズン7は今テレビで放映中みたいだけど、なんかこれも24と同様にだんだんつまんなくなってきてるのでDVD買ってまで見るかは微妙。

シリーズ全体通してみると、キャラクターに深みが出てきていろいろと盛り上がるのがシーズン3、4、5って所なのかな?3を見てるときに初めて止められない止まらない状態になって、4にそのまま突入したんだけど、全く進展しない2人の仲にやきもきして、5を見る前に実はアマゾンで先にネタバレを読んでしまった・・・。

6はなんだかもう全体的に蛇足って感じがありありしてて、ボーンズは太ってオバさん体型&ヘアとメイクアップアーティスト変わった(?)という感じで、5までの神々しいまでの美しさはどこかへ吹き飛んでしまったよ・・・。服もださい服しか着なくなっちゃったし・・・。ブースもいい加減おっさんだしなー。まあ、あの人は最初からすごい美形ではなかったけど今はなんかもうひげの濃いオサーン。本業の犯人探しの手法もいい加減ネタ切れ感がぷんぷんしてこれはボーンズって言うよりCSIだろ・・・見たいな回も結構あってなんだか残念感丸出し。死体の写し方とか効果音とかがどんどん「ホレ!見ろ!気持ち悪いだろー怖いだろー!」なかんじでげびてくるし。そんなつまんない話何回もやるよりももっと、二人の仲の進展具合を時間をかけて描いてほしかったよ・・。ハナとかせっかくいいキャラなのにアレじゃかませ犬だし(泣)アンジェラとホッジンス(?日本語表記知らん)はよかったけど・・。

あ、シーズン4、5に関しては本当にこのシリーズが絶好調のときだと思うのでお勧めです。

そしてシーズン6までの計129エピソード(!)を見た結果リスニングはどうなったかと言うと・・・・

2012/07/04

英語-本/映画/DVDレビュー: Misfits今話されている本物のイギリス英語を知りたい人は必見

2012/07/04
こんにちは。最近レビューばっかりになっている当ブログです。なぜかというと、
春に注文したカメラがまだ来ない。
雨ばっかりで撮影に行けない。
精神的にちょっと弱り目サイクルであまり活発に新しい事に挑戦していない。
でっかいテレビを買ったので久しぶりに映像作品をよくみている。
リスニング力がなまってきてるのを実感しているため、余計によく見ている。
食い物系、ファッション、家族となんとかしました〜☆系はよっぽどの特別に伝えたい事がない限りは書かない主義。

そんなわけなので、必然的にブログに書こうかなと思えるネタが見た作品ばっかりという・・。まあいいんです、半分は自分のための記録なので。

そして本日のお勧めはこちら
Misfits(ミスフィッツ)
イギリスのチャンネル4で放送されていた(らしい)ドラマ。シーズン4まででてるの?
イギリスにいたときは(主に語学的な問題から)あまりテレビを見なかったんですが、改めてみると、やっぱりイギリスというかヨーロッパはハリウッドとは違うヨーロッパ流がたくさんあって面白いわー。

つーか、イギリス英語やっぱりいいわー。わかりやすいー

2012/06/25

英語-本/映画/DVDレビュー: Brave(邦題:メリダとおそろしの森)

2012/06/25
Brave-ブレイブ-(邦題:メリダとおそろしの森)が今週末からもう公開されていたようなので見に行ってきました。北米に住んでいるとハリウッド映画の公開出し惜しみがなく、さくさく公開されていくのでなんだか得した気分。公開後初の週末だったので、満席になるぐらい混んでいました。そして、いつもいく映画館はこのご時世に座席指定がないので、ピクサーぐらいの人気作を公開直後にみようと思ったら1時間前に行って並ばないといい席が取れないと言う・・・。こんなに並んだのは10年ぶりぐらいなんですが。信じられん。今時座席指定でチケット買えないとか。カナダの映画システム。(ここだけ?)

基本的に自分からはあまりこの映画を見に行きたい!!とならないんだけど、ピクサーの映画だけはDVDも揃えてずっときちんと映画館で見ているようなファンです。なので、最近個人的には効果に疑問があり腐食気味の3Dよりも、きれいな映像を堪能できる 2Dで鑑賞。これなら暗いとか眼鏡がずり落ちるとかのストレスから開放されますからの。


2012/06/15

英語-本/映画/DVDレビュー: 「プロメテウス」才能の泉は枯れる

2012/06/15
クマさんがもう何年も前から公開を楽しみにしていた映画、Prometheus (邦題:プロメテウス)私は別に大の映画ファンとかではないので、例によって全く前情報がない状態で見に行きました。先週末公開されたばっかりなので、映画館の一番大きいスクリーンで上映+満席だったよ。
上映中ずっと、なんか演出とかデザインがどこもかしこもエイリアンぽいな〜と思ってたら、エイリアン1を作った監督の最新作なんだってね。
ここから先ネタバレが含まれる場合があります。

2012/04/21

英語-本/映画/DVDレビュー: Bones season 1,2,3

2012/04/21
まだシーズン前半しか見てないのですが、忘れないように感想を書いてみたいと思います。

Bones (邦題:ボーンズ 〜骨は語る〜)
北米英語が全く聞き取れないので、もーなんでもいいからハリウッドドラマ見ないと!!な時に契約しているオンデマンドサービスのNetFlixで全シーズン揃っているのを見つけたので、適当に見始めた作品。なんかそういえばこれが始まった時まだ日本にいて、見たいなーと思ったような事を思い出した。

かなり有名で長く続いた作品なので、いまさら概要もいらないかもしれないけど、英語の勉強のためにDVDを探している人用にちょこっと:
主人公はForensic Anthoropologist=法廷人類学者と呼ばれる、骨を見てその人の生前の姿を科学的に復元する職業の人。んで、Forensicが付いているので、その能力は主に法廷で被害者がどのように殺されたのかを科学的に立証することに活かされます。ストーリーはERみたいに一話完結をベースにしつつもっと大きな渦がシーズンごとにわき起こる感じ。


2012/03/22

英語-本/映画/DVDレビュー: ジョン・カーターが史上最大の赤字映画になりそうだって?

2012/03/22
映画「ジョン・カーター」、史上最大の赤字作になる可能性

ロイター 3月22日(木)13時18分配信 [ロサンゼルス 20日 ロイター] ウォルト・ディズニー生誕110周年記念の超大作「ジョン・カーター」が、映画史上最も興行赤字の大きい作品になる可能性が出てきた。

だそうですね。この映画ちょうど先週末に見に行ったんだけど、さもありなんという感じ。もともと題名からしてつまらなそうなこの映画、友達が製作に関わったので見なければいけないという事で前情報全くなしでいきました。

開始直後
そもそもこの映画の配給がディズニーって知ってたら、見に行かなかったよ・・。 ( ´Д`)
開始1分
マーズがどーのこーのと始まった瞬間に、SFって知ってたらなおの事うちにいたよ。 ( ´Д`) ( ´Д`)
開始5分
え?アニメ映画なの?ならもう少し期待できるかな?
開始15分
え?SFと思わせておいて実はNY歴史物なの?ならもう少し見るかな?
以降、いつ終わるんだろうの一心のみで映画を見る。(←一応全部見た)

いや〜酷かった。
ディズニーのライブアクションて、社風的な面からいつもストーリーが父と子の感動ストーリーでお約束結末が待っていて、めちゃくちゃつまらないのですが、今回も全くそれと一緒。あらすじだけ書いたら去年のトロンと大差ないんじゃね?しかし、去年のトロンは映像がすごくきれいで、ぼーっと見ているだけでもeye candyとして成立したのだ・・。

が。ジョンカーターは・・・。

2012/03/08

英語-本/映画/DVDレビュー: The Sign of Four(四つの署名)

2012/03/08
もうずいぶん前に読み終わったので早く感想書かないと(汗)
最近BBCのシャーロックさんの活躍のおかげで再ブームの兆しのシャーロックさんです。私も早くシーズン2みたいっす。
The Sign of Four by Conan Doyle
さてこちらはオリジナル小説の方。ホームズシリーズ2作目にあたり、1作目と比べるとなんだか文体が比較的読みやすい感じがしました。前に読んだ作家も、1作目より2作目の方がずっと読みやすい人がいたんだけど、なんなんでしょうね?
ホームズシリーズは短編がいくつもあったり、長編があったりしてシリーズを追いかけにくいんですが、私もそれで間違えて途中から読み始めちゃいました。きちんと最初から読みたい人はWikiとかで時系列をきちんと調べておく事をお勧めします。

内容は、1作目と同様、小学校の図書館に翻訳本が置いてあるような本ですので、大人が本気のエンターテイメントを期待して読むものではないかと・・・。2作目という事もありホームズもワトソンもキャラ立ちしてきた感じがあるので、萌えながら読むにはよいと思いますが、ストーリーはきわめて基本に則ったおりこうさん路線です。(まあ、英語に集中できてよいという面もあるかも)小学生のときはドキワクして読んだけど、まあ、古い推理小説なので、今となってはトリックがちょっと物足りない感じなのは否めない。

1作目よりもたくさんロンドンの名所が出てきますよ・・・。
英語も一作目より平易な感じがしたし、初めて読むにはこっちの方がいいかもしれない。

わたしは・・・ホームズはもういいや・・・。
他に読みたい本もいっぱいあるし・・・。
ホームズシリーズを子供の頃に読んだ事がなくて、英語目的で・・・ってひとはBBCのドラマの方をお勧めしますよ。あっちは大人でも純粋に楽しいから。

作品をさらに楽しむための追記:
このままのレビューだと何とも味気ない感じがしたので、どうでもいい追記をしてみる。
原作ではホームズ、ワトソン君と呼び合う彼ら、最新版のBBCのドラマではシャーロック、ジョンと呼び合っているのをお気づきだろうか?
これはただ単に「変えたかったから」とかいうんじゃなくて、時代背景を19世紀から現代に移したために、呼称も現代の基準に合わせたので変更したのです。
日本では、親しい友達を呼ぶ以外のときは大体名字で呼び合いますが、ファーストネームで呼び合うという事になっている英語圏でも昔はSurname=Familynameで呼び合っていたそうで・・・。以前レビューに書いたPride and Prejudiceでも登場人物はみーんなSurnameで呼びあっており(例外的にみすたーだーしーとその友達はFirstnameで呼び合っているので、友達関係の近さが分かってよろしい)、だーしーのファーストネームは何なんだぁぁぁぁぁ!!!と初見リーダーはみなじりじりさせられた訳です。日本は今でも天皇陛下を名前で呼ぶ習慣がないのと一緒で、昔の英国でファーストネームを知れるということはお近づきになれた証拠だったのでしょう。
そんな文化的な事もちょっと頭の片隅に入れながら読むと、作品をもっと楽しめると思います。


The Sign of Four (Penguin Classics)
読みやすさ        ☆☆
熱中度             ☆☆
語彙(☆が多い程多い)       ☆☆☆   
達成感             ☆☆
(5点満点)

2012/02/17

英語-本/映画/DVDレビュー: Ramsey's Kitchen Nightmares

2012/02/17

Ramsey's Kitchen Nightmares
イギリスで2004年から2009年にかけてチャンネル4で放映されていたテレビ番組。シーズン6まであります。え、イギリスの料理モノ・・・・?と思われるかもしれませんが、ゴードン・ラムゼイ(え?変換でラムゼイって出てきたけどラムジーじゃないの?)はフランスで下積みを積んだセレブレティシェフです。

毎回経営が立ち行かなくなったレストランが出てきて、ゴードンが来て1週間で立て直す・・・というあらすじは毎回一緒です。違うのは、レストランの、シェフのリーダーシップが悪い場合、才能がない場合、キッチンは良くてもマネジメントがダメな場合、全部がダメな複合的問題な場合・・など毎回色々です。ゴードンはシェフですが、レストランを幾つももつビジネスマンでもあるので、レストランの経営に色々な面からメスを入れていきます。


2012/02/12

Kindle洋書読みのための辞書おぼえがき

2012/02/12
最近ペーパーバックを読むときは、ある程度辞書を引きながら読んでボキャブラリーを増やしていくことを念頭においております。まあ、辞書引いたって1回目じゃ90%は忘れちゃうんですけどね。それでも、「この単語、前に見たことあるぞ?」を少しでも増やすには地道な辞書引きが効果的との判断。そこで自分の辞書周りの装備を見なおしてみました。
image by Guardian.co.uk
プライマリー Oxford Dictionary of English 
Kindle付属の辞書→他のデバイスが必要ないから
最初から付属していたOxford Dictionary of English(ODE)を使用。
ただこれ完全にネイティブ用の辞書なので、 医学用語、動植物の名前、固有名詞の場合まだるっこしいことになりがち。例えば、micaという単語を調べると、
"a shiny silicate mineral with a layered structure, found as minute scales in granite and other rocks, or as crystals. It is used as a thermal or electrical insulator."
と書いてある。いまいちわかったような分からないような、、、なので英和で引いてみると雲母だそうだ。言われてみれば、layered structureって確かになー。とおもうものの、毎回こういうことを繰り返すのも、特に小説を読んでいて先が気になるときは避けたいものです。

あとは、上級な形容詞の場合理解がきっつい。とか、たまに知らん動詞調べたら「〇〇の過去分詞」とだけ書いてある。(孫引きには非常に不便なキンドル)とか、この辞書は外国人が使うにはいろいろ痛みが伴います。
image by amazon.com
その他にも、Kindle付属の辞書は同じデバイス上で気になった単語にカーソルを合わせるだけというお手軽さがありつつも、

  • 遅い。そもそもの動作がむちゃくちゃもっさり
  • 小窓の場合発音記号なし
  • 上下のウインドウにインラインで表示されるのは3行程度の情報のみのため、一番目の定義以降の意味の場合、一旦辞書に飛んで全部を確認しないと出てこない。しかもこれが遅い。さらに、小説なんかに使われる用途の場合、2番目3番目の意味とかいうことも結構多い。同音異義語が存在する場合も、2番目以降を調べたい場合には地獄の辞書開きコースとなる。(というか、同音異義語の場合、そんなものが存在するって知らないから辞書引いてるわけで、辞書の意味だとどうも文脈にしっくり当てはまらなくて、後でしつこく引き直して、実はこの単語には同音異義語が・・・みたいなことになる。)
  • Phrasal verb、慣用句の類は調べられないと思え。(あるにはあるけど頼りにならないよ)

2012/02/03

英語-本/映画/DVDレビュー: Sherlock シャーロック

2012/02/03
最近レビューが続いていますが、それは外が雨ばっかりで時間を持て余して、いろいろ本読んだりDVD見たりしているからです。でもだんだんリスニングの感覚が前のように戻ってきたから、効果は出ているものと思いたい。
Sherlock Season One
我が家はNetflixというインターネットで色々なTVシリーズとか映画とかが見られるサービスを契約しているのですが、その中にシャーロックもありました。シャーロック・ホームズを題材にした映像作品はもうそれこそ色々あると思いますが、これはBBC製作、“Sherlock”で最新のシャーロックインスパイア作品です。2011年にBAFTA(イギリスのアカデミー賞)をとったらしい。元々原作好きなので、これはどーかなー。。。と思いながら見たら大ヒット、まだシーズン1しか見ていませんが、早く2が見たくて仕方ない!!

2012/01/31

英語-本/映画/DVDレビュー: ハーレクイン文庫 The Viking's Touch

2012/01/31
すごいどうでもいい豆知識。
1.Mills & Boonはイギリスで言うハーレクイン文庫のようなものらしい。
2.Mills & Boonはハーレクイン社の子会社(部門?)である。
3.Harlequin社はトロントに本社を置くカナダの企業である。

へえ〜〜〜〜〜〜〜×100

なんでいきなりこんなことを書いているかといいますと、先日タイトルにつられて買った本が、Mills & BoonのHistoricalシリーズだったのです。いやーただ単にタイトルにVikingが入っていたので、読んでみようかなとおもったら、なんか表紙絵が変なんですよね。Historicalシリーズとか書いてあるし。怪しく思って調べてみたらMills & Boonはイギリスのハーレクイン文庫だということが分かった次第であります。
The Viking's Touch by Joanna Fulford

2012/01/21

英語-本/映画/DVDレビュー: A Study in Scarlet(緋色の研究)

2012/01/21
今月は結構がんばってブログをアップしているのでちょっと息切れしてきたよ・・・。こんなに頑張っても毎日は書いてないのだから、ほぼ毎日更新している人は本当にすごいですね・・。わたしは週1ぐらいが限界だろうか。ネタもないし。

今週は週頭に降った雪が残っていて、寒かったし雪とかヒョウとか雨とかだったので外に散歩に行けなくて、なんだか家でだらだらしてました。すぐ下にジムがあるんだからもっと頻繁に行けばいいんすけどね。というわけで、本もたくさん読んだしリスニングもたくさんできたよ、太ったけど。


さて。本題のブックレビュー。
A Study in Scarlet by Arthur Conan Doyle
緋色の研究 コナン・ドイル
今回は本好きには避けて通ることのできない名作シャーロック・ホームズ。私も小学校の時にハマって全巻読みました。思えば、あれが人生最初の読書に没頭するっていう体験だったかも・・・。内容は全然覚えてないけど、早く続きが読みたくてしょうがなくて次々と続巻を手に取ったのを覚えています。全巻制覇した後に、ルパン対ホームズという本があることを知って、読んでみたら妙につまらなくて、後日それはコナンドイル著ではないことを知ってがっかりしたなあ(遠い目)そんな訳で、原文はどんなだろうかととりあえずシリーズ一作目のA Study in Scarlet(邦題:緋色の研究)に手を出して見ました。
文章が古ーーーーい。
単語が今の意味で使われる前に使われていた意味で使われていることが結構あるので、今の意味のまま読んでしまうと???となることが結構あった。
(例えばCabって書いてあったので、頭の中で黒タクシーに自動変換していたが、ホームズの時代はまだ馬車タクシーなので、Cabという言葉が今の意味で使われるようになった前の語源の意味で使われているのですね。)
テスト用の英語の勉強をしていた時代に参考書でのみお目にかかったことのあるような構文の文章に、初めて実生活で出会った。まあ、1886年の出版だそうなのでしょうがないですよね。森鴎外の舞姫だってこれより後の作品なんだから、言葉が古くて当たり前ですね。(つーか、参考書どうよ・・・)

ということなので、内容は日本語訳の本が読書入門編として小学校の図書館に置かれているように、そんな感じで楽しめるレベルなのであるが、英語が母国語じゃない人は古い文体に悩まされるとおもうので、覚悟して手を出してください。倒置があっちこっちにでてくるので、それが普通に読めないとかなりのストレスになるはずです。

まだ1作目なのでロンドンのおなじみの場所とかがまだあんまり出てきてないので、個人的に思ったより盛り上がらなかったんですが、ホームズ好きならば、多少文章が古くても気合で読めてしまうのだろうか?ちょっとあまりにも日本人にはきつい構文の文章が多いので、どんなに熱意があっても初心者にはあまりお勧めできませんが・・・。
これもパブリックドメインに入っている本なので、ホームズ読んでみたい!!!という人は灰になってみても良いかも。


A Study in Scarlet (Penguin Classics)
読みやすさ        ☆☆
熱中度             ☆☆☆
語彙(☆が多い程多い)       ☆☆☆☆    
達成感             ☆☆☆
(5点満点)

2012/01/12

英語-本/映画/DVDレビュー: The girl with the Dragon Tattoo ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 by Stieg Larsson

2012/01/12

The Girl with the Dragon Tattoo by Stieg Larsson(邦名:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女)
洋書を読むときにいっつも困るのは、何を読んだらよいか分からない。ということです。日本の本ならば今までの土壌があるし作者名やジャンルを見ればなんとなく、傾向とか自分が読みたいものかどうか分かると思うんですけど、洋書の場合、もう暗中模索で、いつも適当にベストセラーの上の方から買っては、「なんでこれ売れてるん?」みたいなことを繰り返していました。第一、日本語の本だったらベストセラーの本なんて絶対手を出さないタイプの人間なのに、言葉が変わったからって「売れてる本」が急に好きになるわけないじゃんか。

The Da Vinci CodeThe Lovely BonesTwilightなどは私の中で代表的な失敗作でございます。(しかしラブリーボーンズなどはアマゾンで見ると好意的な評価が多いので、いろんな見方があるんだなーと思いますが)とりあえず、私は売れている本とは相性がわるいのでございます。

年末年始のキンドル大バーゲンにつられて本を買いあさっていた折に、ひょんなことからThe Girl with the Dragon Tattooを見つけたのでした。キンドル本のランキングにかなり長い間(500日以上)ランクインしてるし、レビューも700件ぐらいあって星4つとかなりよさげな感じだったのでググッてみると、どうやらかなりのベストセラーの様子。しかも著者はスウェーデン人とか!?ベストセラーか・・・と思ったけど、これは試してみないわけにはいくまいということで、とりあえずトリロジーの1冊目にあたるDragon Tattooを読んで見ることにしました。

先に白状してしまうと、もう、続きが早く読みたくてしょうがない!

しかし、話題は逸れるが、この題名のThe Girl...って題名として最低だと思うんだけど、どうでしょうか?そうかといって、日本版のミレニアムっつーのもなんか急に陳腐に感じるし、続編のPlayed with FireとKicked the Hornets' Nestと合わせても、覚えにくいしGirlシリーズとかいうのもわかりにくいし、なんでこんなダメな題名にしたんだろう?スウェーデン語の原題は「女を憎む男たち(Män som hatar kvinnor)」らしく、こっちの方が内容にドンピシャだし全然いいんだが・・・。

2012/01/06

英語-本/映画/DVDレビュー: 4度目のLisa Jewell

2012/01/06
思い出したように読んだ本のレビューを。
日本語で読んだ本の量と比べたら、もうどうしようもなく少ないんだけど、それでも英語の勉強を初めて初めてまともな本が読めるようになってから読んだ本を数えていくと、それなりの数になっていて、石の上にも三年というのも本当だなーと思う今日この頃です。

ロンドンの日常を描くのが上手な作家Lisa Jewellの本を探していて丁度古本屋に2本立てがあったので買ってみた。Lisa Jewellは非常に読みやすいので重い本はイヤ!とか気分転換に読書とかいう気分の時に最適です。



Ralph's Party
読みやすさ         ☆☆☆
熱中度            ☆☆

語彙(☆が多い程多い)   ☆☆     
達成感            ☆☆
(5点満点)



Thirtynothing
読みやすさ         ☆☆☆
熱中度            ☆☆

語彙(☆が多い程多い)   ☆☆     
達成感            ☆☆
(5点満点)



彼女の本はこれで4冊目なんだけど、いい加減マンネリしてきたか・・・。読んでるだけでロンドンの空気が漂ってくるので、英国好きとか、特別な執着がある人にはいいけど、なんだか過去に何かがあってひょんなことから運命の輪が回り始め・・・みたいなプロットは全冊通して同じなので、普通の人にはちょっと飽きるかも。RalphもThirtynothingも全く同じ感じで話が進みます。同じ過ぎて2冊続けて読んだ私は、頭の中で設定がごっちゃになっている・・・。強いて言えばThirtynothingの方が爽快感はありますね。

2012/01/03

英語-本/映画/DVDレビュー: 1冊の本を3年ぐらいかかって読んだ話, Pride and Prejudice

2012/01/03
以前からちょこちょことやっていた英文ペーパーバック&DVD映画のレビューを再開したいと思います。語学の上達にはひたすら読むことと聞くこと!なんだけど、なにか動機がないとなかなか続かなくてね・・・。本は放っておいても読むんですけどどうにもTVを見るのが苦痛で、TVシリーズとか買っても全然見ないんですよねー。


そんなわけで、新ブログ第一弾。
Pride and Prejudice(高慢と偏見)
NZ時代(過去のブログを読み返してみると)アメリカの小説の文体があまり好きじゃなくて辟易していたときに、当時の英語の先生に綺麗な英語と言ったらJane Austenよ!!って勧められたので購入。

が、これこれけっこう古い小説なので(調べたら1813年初出らしい)英語が難しいのだ!Aの位置が微妙に違ってたり、PleaseがPrayだったり(初めなんでそんなに祈ってばっかりなんだよとおもっていた)、分からなくて調べる単語に大体Literaryという注釈がついてて、適当に読み進めるのにも結構難儀した。
そんな訳で、買ったのは2009年のくせにかなり長い間懐であたためられ続け、2011年も終わりになってからキンドル購入熱が冷め切らぬうちにがっつりと読んでみたのでした。

感想。
めちゃくちゃおもしろーい。
さすが時を超えて受け継がれてきた文章は違うわー。
ストーリーは財産も地位も美貌も備えたミスターダーシーと、身分違いのエリザベスとの反発し合いながらもお互いに引かれていくという、超王道少女漫画的ストーリーなんだけど、なぜか面白いんですわ。最後の方とかもう二人がどういう会話をするのか気になってやめられない止まらない状態。個々に挿入されるエピソードが秀逸なのかな?Jane Austenは欧米では文学少女と言ったら外せない作家らしいです。(実際レビューの数もものすごいし)彼女の作品はこれが初めてなので他のもぜひ読んでみたいと思います。気合があるときに・・・。

NZで本を買ったときは1000円ぐらいしたのに、日本のアマゾンで600円とは・・・。納得がいかん!!( ̄ー ̄)
まー、この本自体は著作権が切れていて、Gutenbergでも日本の青空文庫でも無料で手に入るので、チャレンジが好きな人はぜひ挑戦してみてください。一読の価値はあります。

私はさらにMr Darcy's Diaryとかいう、ダーシー視点で物語を描いたファンブック的なものを買ってしまったので、更に考察を深めていきたいと思います。三国志読んで反三国志買うようなものだ。



Pride and Prejudice (Penguin Classics)
読みやすさ         ☆
熱中度             ☆
☆☆☆
語彙(☆が多い程多い)       ☆☆☆    
達成感             ☆

(5点満点) 


過去のレビューたち