ちょっと気になってわざわざ原題のチェックしちゃったじゃないか。(原題はThe Wolverine)スパイダーマンの成功以来雨後の竹の子のように生えて来る、アメコミ映画の一つです。またどーせ、よくも悪くもアメコミ映画なんだろうと思って斜めに構えてたら、思いのほかよくできてたので記事にすることにした。
アメコミは全然詳しくないので、当然ウルヴァリンというのもキャラクターが思い浮かばないぐらい知らなかった。夏にこの映画が公開されて友達が見たというので、当然のようにみんなでウルヴァリンが〜〜とか言う話について行けなくてちょっと悲しかったw
今調べてみたら、元はこういうキャラらしい。
言われてみればどこかで見たことがある気がする。このえげつない黄色と青の色になんだか見覚えがあるぞ。しかし元のキャラクターがこれで、よく↑のようなライブアクションのデザインに落ち着いたな。面影があるのは髪型ぐらいか?不死身で手から爪が出るという荒唐無稽なキャラクターの割にこの映画の中の主人公結構かっこいいんですよ。
まず最初に。
なんだか、日本が舞台なんですね!!!
いきなりヒロシマとか言ってるから何かと思ったら!
しかもちょっと日本あとは香港とか中国とかじゃなくて、ちゃんと全編日本。ロケも各地の名所でやってるようで、すごい。パシフィックリムといい、最近のハリウッドの日本びいきは熱が収まったときのことを考えるとちょっと恐ろしい。
さて、ハリウッドの日本(が舞台の)映画となると、左前の着物は当たり前、俳優は実は中国人韓国人ばっかり、ドラが鳴り響いて〜みたいなのがちょっと前まで当たり前でしたが、今作は割とがんばっています。ファンタジー世界なので、ちょっとまてwみたいな映像はちょこちょこあるけど、それでもラストサムライ程度には日本の文化に敬意と理解があるのが感じ取れます。
そして真田広之がすごい!
ラストサムライ(何回目だ)のときは英語の台詞が危なっかしげだった彼、今作は超流暢〜〜〜。相当特訓したんだろうなって言う英語の発音で、これだけ聞いてたら現地に住んでいる日系人にみえる。しかもさすが日本での俳優の経験が長い彼だけあって、ほかの俳優人が日本語の演技のところ滑舌演技ぐだぐだでも、彼のパートだけは日本のドラマだったとしてもオッケーなクオリティーがありました。声を押し殺してるのにきちんと台詞が分かるってのは、実は大変なことなんですね・・・。 渡辺謙ばっかりスポットライトあたってるけど、真田広之にももっと大きい役が来るといいなー。からしれんこんいがらしれいこ膳膳とかやってたのが嘘のようだ。
まあ、もとがアメコミなんで大筋はベーシック勧善懲悪ものなんですが、テンポよく進んで行く感じとか、ちょこちょこと挿入される日本文化紹介みたいな映像と相まって、スナックつまみながらテキトーにみるのに最適な映画だと思います。悪役がやくざだったり、新幹線バトルがあったり、敵のアジトが東北の五重塔だったりして、あ〜〜〜日本ていうのはガイジンがみるとこういう国に見えるのか〜と微笑ましく感じます。
ユキオ?赤い髪の女の子、初めて見たときはブッサイクだなーと思ったけど、話が進むうちにかわいらしく見えてくるのは不思議。あんな見た目なのに着物着たときの所作がきれいなのがびっくりしました。こういうところって外国映画だとめちゃくちゃなのに、ちゃんと指導が入ってる感じがして好印象。
しかしパシフィックリムのマコも髪が青かったし、外人から見た現代日本人の女の子って言うのはみんなこんなサイケな髪の色なのか?アニメの影響なの?それともちょっと前の原宿ファッションなの??
ピザやポップコーン片手にDVDナイトとかに最適かと。
見やすさ ☆☆☆☆☆
熱中度 ☆☆☆☆☆
語彙(☆が多い程多い) ☆
達成感 ☆☆☆
(5点満点)
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