1995年と書いてあるから随分前の映画なんだなあ・・・。
ストーリー的にはThe Last Samurai (ラストサムライ)にそっくり。ていうかこっちの方が先に作られてるんだけど。中世のスコットランドがイングランドから独立を勝ち取るきっかけとなった男の人生を描いた話で(すみませんちゃんと調べてませんw)、舞台や衣装、時代考証がとても素敵〜〜。絵画の中でおなじみの変な髪型や衣装をちゃんと生きた人間が着るとこうなるのか(特にイングランド人)と、そっちばっかり気になってました。
わたしが紹介する映画・DVDにいつも共通してることですが、美術がすばらしいヨーロッパファンタジーです。(あ、これは史実なのかな?)
テレビに映ってたから見始めただけなのに、見終わって、いや、いい映画だったな〜〜と思える珍しい作品でした。調べてみたらアカデミー賞とったとか。いや納得。
一つ難点があるとすれば、主役のメルギブソンがちょっとおさーん臭すぎるところ・・・。ストーリー前半に後に彼を突き動かす動機となる重要なラブシーンがあるのですが、ちょとー、おっさんヒゲ濃いし〜法令線ばっちりでなによりも肌につやがなさ過ぎて、あんまり女子wの心を揺り動かさないよ〜〜。話的に多分彼はあの時点で10代後半から、遅くとも20代のはず。が、どう見ても35超えてるオサーンの容姿では主人公の魅力が伝えきらないよ・・・。(笑)
あと、彼はオーストラリア人(アメリカ人だけどオーストラリアに移住した?)だそうなので、素人のわしが聞いててもスコティッシュがいまいち。というか、本物のスコティッシュの台詞はキャプションなしだとよくわからんが、彼のスコティッシュはキャプションなしでもわかるw 目が青いし、容姿的にはスコティッシュって言ってもおかしくはないから先祖がそうなんですかね?この映画は彼が製作したそうですが、オーストラリア人の彼がなぜわざわざスコティッシュの歴史ドラマを制作しようとしたか興味がわきます。
俳優がメガホンを取っているということで、シネマトロジー?フレーミングの仕方が結構最近の映画と違います。最近の映画みたいにCGで人間が撮影できないスペクタキュラーとかじゃなくて、あくまでも俳優の演技をちょっと舞台っぽい長回しで撮るとか。メルギブソン、顔はオサーンだけど演技うまい。不幸のヒーローなので、かわいそうなエピソードが多いんだけど、押さえた怒りみたいなのが伝わってきます。返す返すももう少し若いときに撮っていたらなあ〜
見終わって「いい映画見たな〜」と思いたいときにどうぞ。
ちょっといい映画を見たい夜に
見やすさ ☆☆☆☆☆
熱中度 ☆☆☆☆☆
語彙(☆が多い程多い) ☆☆☆
達成感 ☆☆☆☆☆
(5点満点)
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