やっと来たNikonD800と共に憧れのニコ爺生活。写真撮ったり、北米語とイギリス英語の違いついて考察したり、デザインについて考えたり、外国生活について問答したり。それぞれの比重はそのときに興味あるものによって変化します。まあ、ちょっとマニアな話が多い。

2012/01/03

英語-本/映画/DVDレビュー: 1冊の本を3年ぐらいかかって読んだ話, Pride and Prejudice

2012/01/03
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以前からちょこちょことやっていた英文ペーパーバック&DVD映画のレビューを再開したいと思います。語学の上達にはひたすら読むことと聞くこと!なんだけど、なにか動機がないとなかなか続かなくてね・・・。本は放っておいても読むんですけどどうにもTVを見るのが苦痛で、TVシリーズとか買っても全然見ないんですよねー。


そんなわけで、新ブログ第一弾。
Pride and Prejudice(高慢と偏見)
NZ時代(過去のブログを読み返してみると)アメリカの小説の文体があまり好きじゃなくて辟易していたときに、当時の英語の先生に綺麗な英語と言ったらJane Austenよ!!って勧められたので購入。

が、これこれけっこう古い小説なので(調べたら1813年初出らしい)英語が難しいのだ!Aの位置が微妙に違ってたり、PleaseがPrayだったり(初めなんでそんなに祈ってばっかりなんだよとおもっていた)、分からなくて調べる単語に大体Literaryという注釈がついてて、適当に読み進めるのにも結構難儀した。
そんな訳で、買ったのは2009年のくせにかなり長い間懐であたためられ続け、2011年も終わりになってからキンドル購入熱が冷め切らぬうちにがっつりと読んでみたのでした。

感想。
めちゃくちゃおもしろーい。
さすが時を超えて受け継がれてきた文章は違うわー。
ストーリーは財産も地位も美貌も備えたミスターダーシーと、身分違いのエリザベスとの反発し合いながらもお互いに引かれていくという、超王道少女漫画的ストーリーなんだけど、なぜか面白いんですわ。最後の方とかもう二人がどういう会話をするのか気になってやめられない止まらない状態。個々に挿入されるエピソードが秀逸なのかな?Jane Austenは欧米では文学少女と言ったら外せない作家らしいです。(実際レビューの数もものすごいし)彼女の作品はこれが初めてなので他のもぜひ読んでみたいと思います。気合があるときに・・・。

NZで本を買ったときは1000円ぐらいしたのに、日本のアマゾンで600円とは・・・。納得がいかん!!( ̄ー ̄)
まー、この本自体は著作権が切れていて、Gutenbergでも日本の青空文庫でも無料で手に入るので、チャレンジが好きな人はぜひ挑戦してみてください。一読の価値はあります。

私はさらにMr Darcy's Diaryとかいう、ダーシー視点で物語を描いたファンブック的なものを買ってしまったので、更に考察を深めていきたいと思います。三国志読んで反三国志買うようなものだ。



Pride and Prejudice (Penguin Classics)
読みやすさ         ☆
熱中度             ☆
☆☆☆
語彙(☆が多い程多い)       ☆☆☆    
達成感             ☆

(5点満点) 


過去のレビューたち