やっと来たNikonD800と共に憧れのニコ爺生活。写真撮ったり、北米語とイギリス英語の違いついて考察したり、デザインについて考えたり、外国生活について問答したり。それぞれの比重はそのときに興味あるものによって変化します。まあ、ちょっとマニアな話が多い。

2012/01/23

日本は中国じゃないんですけど。

2012/01/23
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本当は違うことを書こうかと思ってたんだけど、こんな記事のリンクが回ってきたので、珍しく社会的なポストを。

Foreign journalist claims corruption, brutality, death threats from Japanese airport officials  

Christopher Johnson, a Canadian journalist residing (until recently) in Japan published a ghastly account of his return to Tokyo after a short pre-Christmas trip. He was flagged at the border (he implies that this is related to his coverage of Fukushima), held, threatened, and shaken down for bribes before being detained without counsel or a phone call. He says he was eventually deported, though not before being ordered to sign a falsified confession and being threatened by an official at gunpoint, who demanded that he purchase a hyper-inflated plane ticket, which, Johnson believes, included a kickback for the official.

最近まで日本に住んでいたジャーナリストが、クリスマスを海外で過ごして戻ってきたところ、入管で止められて、そこで賄賂を要求された挙句に、拘留、暴力を受けることになった。最終的には保釈されることとなったものの、銃をつきつけられ異常に高い航空券の購入に同意するサインをさせられた。

とのこと。まあね、太字にしたところがなかったら、へーそんなこともやってるんだと思うかもしれないけど、賄賂と銃はないでしょ。第一に職員はどんな理不尽な法律に従ってだって、それがきちんと明文化されたルールであれば、 職務を遂行することに賄賂など必要ないと思うぞ。それがカミカゼの国日本国というものです。第二に、戦地に武器を持って行くだの、戦地での銃の扱いが応戦のみだの、領海侵犯している船を追っ払うのにも、応戦時のみ発砲可だの寝ぼけた議論がまかり通っている国で、そもそも一介の入国管理官が銃の所持を許されるわけ無いし、そもそも取り調べの際にそんな脅しをしても良いなんていう(本文にそういう記述あり)許可が降りるわけないじゃん。さらに、強制送還時のチケットは正規の値段で買わされるから、死ぬほど高いなどということは海外に住んでいる人間にとっては常識のはず。

日本は西洋とは全く違う価値観をベースとして造られた、とてもミステリアスな国だけど、そのシステムは西洋とは違った方向で洗練されているし、民度は高く決して未開の国ではない。 日本の野蛮さというのは、単一民族が故起こる多様性への無知からくるもので、こいつがでっち上げたような直線的な悪とは違うんですなー。特に、銃のくだりは話を盛り上げるためにつけたんだと思うけど、ない方が信憑性があったんじゃ・・・?この人はカナダ人らしいので、Canadian Tireとかに行ったら普通に弾薬が売ってるのが日常なのかもしれないけど、ワシはこの間人生で初めて弾薬を見てちょっと感動(ていうか怖かった)してしまったよ。大体、日本の警備員て空港の警備ぐらいじゃ銃所持してないよね?アメリカだとどこでも銃持ってるけど。

幸いにも、ほとんどが嘘というのがこの記事を読んだひとの総意っぽい。

これが中国であったこととすればあり得る話だけど、日本を悪者にでっち上げるのには、日本という未知への研究が今ひとつ足りなかったかな。だって、日本で本当に起こっている外国人差別問題ってもっともーーーーーっと本当の意味でエグイですから。