やっと来たNikonD800と共に憧れのニコ爺生活。写真撮ったり、北米語とイギリス英語の違いついて考察したり、デザインについて考えたり、外国生活について問答したり。それぞれの比重はそのときに興味あるものによって変化します。まあ、ちょっとマニアな話が多い。

2012/01/09

足の幅が変で大変だった話2

2012/01/09
このエントリーをはてなブックマークに追加
前回からの続き。
あらすじ:足が幅狭だということは前々から知っていたが、本気で測ったら市販品が買えないぐらいのレベルだった(A幅)。市場で出会える靴は大半がEかEE。高い靴だとたまにDってかんじ。 膝と足の指の痛みは増してくるしどうすんべ、というところ。

まあ、人生振り返ってみれば婚約指輪はサイズがなくオーダーメード。(日本だと5.5だそうなので、ピンキーを流用するならありか?)ウェディングドレスも一番小さい試着サンプルがウエストの編み上げ部分が隙間がないほどに絞れてしまって、カタログにすら載っていないサイズのオーダー。GAPではXXS、とりあえずどんな服を買うにしても「サイズいくつ?」って聞かれて、「一番小さいの」と答えるような骨細キャシャリンの私が、普通に考えて足の骨だけ立派なわけ無いのであります。(ウェスト細くても他も細いんで足が太く見えるし凹凸もないので誤解しないこと!)

よく考えたら、市販品の服もいつもブカブカで、海外行って初めてジャケットの正しい着方+サイズを教えてもらったって記事を書いた覚えがあるよ。
 
今回はかねまつでオーダーした人生初履けるパンプスについて書きます。
初めて見たよ、A幅の靴
いきなりですが、上の写真はかねまつでオーダーした初の(そして初めて見た)A幅靴、及び、自分のワイズ知らない時代に目視で幅狭そうな靴を買っていた時代の一般的に売られている靴。(ちなみにプールサイドはかねまつの廉価版ブランドなので似たような数値を採用しているだろうと思われる)右側の靴の方がずいぶん横幅が広いことにお気づきでしょうか?写真のせいでかなりわかりにくいかと思われますが、靴の容量(体積)に注目していただくと、靴の実測幅はA幅の方が若干狭いかな?ぐらいの違いですが、「おくゆき」は右のほうがかなり大きいですし、長粒米と短粒米ぐらいの差があると思います。実物を見ると指の辺の作りが全然違っていて、D幅の靴じゃ、A幅の足は止まるわけないなーと一目瞭然です。
Source: http://www.in-ava.com/okayu.html
こういうイメージ?(長さは別として)


そもそもA幅の靴の存在を知ったのが、かねまつに出向くちょっと前ですからね。そしてA幅の靴などオーダーメード以外では存在しないため、そんな幅の靴を目にしたのも初めてでした。(しかも私の場合は右が0.5cm小さいという、じゃあこれからどうすればいいんですか?状態)出された試着用サンプルは、「え、、、、こんなの履けるの?」というほど、私達がお店で普段目にするどの靴とも比べものにならない細さ。しかし履いてみたら、微調整前なのにもかかわらず、その時点ですでに神フィット!本気で歩くとまだかかとがずぽずぽしましたが(どんだけ細いんだ)、すでに今まで履いたことのあるどの靴より履きやすいし、こんな靴なら一日中履いていても平気だと思うほどの違いがすでにありました。

・・・まあ、これはヒール5センチの話で、本来欲しかった7センチだとAAにしても前に滑ってしまうし、指の方はきついし、ってかんじで今回は様子見になってしまったんですがね。 (これはヒール靴の構造上ある程度仕方ないらしい)

このカウンセリングで、本当に正しいサイズがこれであるならば、こんな靴は絶対に普通のお店では買えない。ということが身にしみてわかったので、試しに一足オーダーして見ることにしました。

 プレーンなパンプスが一足3万円なり。ちーん。

まあ、オーダーといってもイージーオーダーで済んでるから、3万円程度で出来るんでしょうけどね。カウンセリングに3時間、フィット確認に2時間、明らかに上質な皮(同じかねまつのリテイルの製品と比べても)、左右サイズが違ってもOK、さすがの銀座接客、などサービスを考えるとすっごいお得なのはよくわかるけど、まだまだ数が欲しい時代に1足3万はきっついっす。骨が細いというだけでなんという苦難。ごめんよクマさん・・・
最後に、わかりやすく靴の履き口の部分に色をつけてみた写真をアップします。左から自称E幅、D幅、A幅です。サイズは3つとも23cmです。3足ともトウのデザインが違うから単純な比較はできないんだけど、それでもやっぱりA幅は、狭いっていうか、うっすいなー(靴底に浅ーくヘリが張り付いているイメージ?余計わからん)という感じがします。もう一つ注意しなくてはいけないのは自称D幅のはずの真ん中の靴、やけにデブいですね。Eのはずの左よりデブい位です。靴を通販で買うのは無謀であるということがよくわかります。しかし、おそろしいのはAの隣に並んでいる靴ですら、お店で見てほっそりしているように見えたから手元にあるわけであって(結局大して履いてないけど)、正しいサイズから比べたら明らかに太すぎる靴でもお店で見るといけるような気がしてしまう危険性を孕んでいるわけです。1万5千円の履けない靴2足買うんだったら、イージーオーダーで正しい靴をコツコツ集めていったほうがいいもんねえ・・。

こんな感じで、パンプスはもう、金に物を言わせるしか無いっ!市販品は履けない!!ってことがよくわかりました。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!


海外では幅が狭い靴は売っているんだろうか?
自分の正しいサイズがわかった所で、スウェーデンとNYで靴をちらりと見てみましたが、NYも普通に売っている靴はD~E幅ぐらいはありそうな感じで、かなり靴の容量が大きいです。スウェーデン=ヨーロッパで売られている靴はかかと大きめ+指のスペースちいさいので、幅に合わせて靴を選ぶと指が纏足になって死にそうな予感。外国の靴は総じて指スペース小さめ、かかと大きめなんですよね。だから幅的にはA幅ぐらい細いのがあっても、目視レベルで、これ指が入らないってことがよくあります。

北米はN(Narrow)、M(Middle)、W(Wide)と多少ワイズのレンジがあることで有名ですが、バンクーバーでちらっとリサーチしてみた限り、Mの靴しかみかけませんでした。Nの靴を作っていると有名なStuart Weitzmanもリテイルがあったので聞いてみたけど、取り扱い自体がないという回答。(バンクーバー)一般的なMワイズの靴は日本のEよりは幅狭に見えるけど、それでもA幅のようなイレギュラーな細さの人には広すぎるように見えます。

すっごい残念なのは、ジミーチュウや、マノロ(?)もやっぱ、A幅より大きいよ・・・。いや、そのまえにヒール高すぎて履けないけど。

ということは、やっぱりアメリカの大都市部に住んでいる人以外はアマゾンで通販とかそんな道しか残されていない模様。フェラガモのような高級ブランドショップはまだ予算がつかず(笑)チャレンジできていません。

時間切れで日本滞在中に挑戦出来なかったのがここ。
http://shoe-chochotte.net/
幅細、甲薄の女性のために受注生産でパンプスを作っているブランドです。幅細足を持つ人の中で救世主的な存在っぽいです。(笑)
知ったのが日本滞在中ギリギリだったこと、注文会にいかないとサンプルが試せないので、残念ながらまだ注文できてません。でも写真を見るかぎりかねまつで作ってもらった「私の足に合う靴」と形がそっくりなので、期待できるのではないかと踏んでいます。

次はスニーカーについて書きます。