やっと来たNikonD800と共に憧れのニコ爺生活。写真撮ったり、北米語とイギリス英語の違いついて考察したり、デザインについて考えたり、外国生活について問答したり。それぞれの比重はそのときに興味あるものによって変化します。まあ、ちょっとマニアな話が多い。

2011/11/03

ビザを取るために変なところに連れていかれた話

2011/11/03
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今のところ一番の人気ポストのようなので、記事を書きます。長らくタイトルのまま放置しておいてすみませんでしたw


なんだか最近毎年ビザ取ってるぞ。しかも違う国の。
ビザを取るのは今回で3回目です。夫が日本で取得したビザも、まあ手続きは殆ど私がやったようなもんなのでそれを含めると4回目です。もうなんかだんだん何をすればスムーズに行くのかわかってきた気がします。ていうか、単に怪しげなところをなくすっていうだけなんですけどね。

で、カナダ。カナダのビザは入国時に取るものなんですか?スポンサーありきの引越しなので、ビザの詳しい種類とかよく知らないのですが、まあとりあえず、カナダに来る前に、カナダは入国時にビザを取るシステムだから、申請用の書類だけ持ってこっち来い。というのが今回の司令でした。ボーダーでスタンプ押されるシステムっていうのも何年か前(もう10年近く前?)のイギリスでもやってたことだし、別に疑問もなくそれで成田に行きましたとさ。

まーそしたら、第一の関門。持ってたのが片道チケットだったので、まずチェックインの時にカウンターのお姉さんに捕まる。そして、持ってた書類を見せるものの、カウンターの人もこういうケースは殆ど無いらしくちょっとした騒ぎにw(つーことはワーホリとかは大使館に出向いて先にビザをもらうのかな?)「無闇に(飛行機に)乗せて、入国できなくても(お互いに)困るので、こちらから一度大使館に問い合わせするのでお待ちください」と言われ、椅子に座って待つ。そして幸いにも大使館から私のようなケースの場合はOKという返事が来たらしく、なんとかチェックイン完了。

今回乗ったのはシンガポール航空A380?あの最新型のでっかい飛行機だったので、まーーーーー快適でした!!!(^O^) 画面でっかいし、シート幅は余裕あるし。あとなんか機内食メニューくれたし、機内食はボリュームあるし、食後にアイス出るし20年ぐらい前の古き良き時代のフライトを思い出したですよ。それに比べてLA→バンクーバーのひどいことといったら・・・。なんだか、北米路線は預け入れ荷物が有料らしく、みんなけちくでかい荷物を機内持ち込みにしているので、わしが入った頃には荷物を入れる場所がなかった・・・。Easyjetとか使ってるならはじめからこうだと分かってるからいいけど、普通の航空券でこれはないわ〜〜〜

そしてあんたは別室へ
5時間の乗り継ぎ待ちと時差ボケでヘトヘトになりながらバンクーバー到着。最近野良ガイジンとお話するのに心臓バクバクなのでw列に並びながらイメトレ。あんまり聞かれたこと覚えてないんだけど、普通にどのぐらい滞在するかとか何をする予定?とか聞かれたので、「ビザを取ってこちらに暫く住む予定。これが書類です。」といった(と思う)
ふんふんふんと書類をチェックする係官。わしの想像ではここでもう一段階尋問があって、ハイOK、スタンプポンだったはずなのですよ。が、税関の紙に何か書きこむ係官、そしておらに渡しつつ「ここを出て右側に人が立ってるから、そいつに見せて右にある部屋に行きなさい。」最近英語力がめりめり落ちているので、ちゃんと聞けているのかどうか怪しく思いつつ出口へ向かうと、税関申告書を渡す兄さんが立っている。そしてそのスリップを見せると、あーあんたはこっち、とやっぱり右側に(あることすら気づかなかった)別室が・・。

なに!?ということはさっきのスタンプはビザではなかったのか!?ちょっと嫌な予感がしつつ別室にゆく。相当時間がかかることを前提に作られているらしく、順番待ちの列が椅子で作ってある。(椅子が横にいっぱい並べてあって並びつつ座れる感じ)そして並んでる奴らはなんかいかにも怪しげな◯東とかイ◯ドとかメキ◯コ風の風貌の奴らばかりである!はっきりいってこいつらと一緒に並ぶことのほうが怖いぜ!列の先にはスーツケース全開にして荷物チェックをやられるあの台がいくつも・・・。着いた時間が23時近くだったので、列自体は殆ど人がいなかったものの、それでも結構並んだ。1時間近くいたかな?ポリースメーンと言う感じの風貌のおっさんにいちゃんが近づいてきて、「どーしたの?ワーホリ?」(ちなみに、私はいつもワーホリ?と聞かれるんだが、残念。もうワーホリには挑戦できないほど歳をとっているんだよ。これは褒め言葉だと思っておけば良いのか?)と聞くので、「いや、ビザを取りたいんだけど・・・」「書類見せて。ふんふんふん」<あんまり真剣に見てない感じ

そして台のところに無意味に連れて行かれる。書類もちゃんと見てないし、もちろん荷物もチェックされる気配もない。暫く書類見てからここで待ってて、と待ちぼうけ30分ぐらい。「はい、ビザとれたよ、あっちで手数料の精算して帰っていいから!」なんて、それ自体はスムーズに行きました。しかし周りでは「あんたね、入国の時に嘘つくと今後二度と来れなくなるよ。それはあんたの国、アメリカでも一緒でしょ?次から・・・」「んだんだ、アメリカは最低の国だぜ! 」別の所では中華系のおばちゃんが「なに!?これは持ち込んで良い品のはずでしょ!?」係官「いや、いいんだけど、物には量ってものがあってね・・・」とかやってたので、引っかかってる人はひっかかかってる模様。

ちなみに、この別室の横にはミラーガラスが貼られた更に小さい小部屋があったっぽいけど、そこには連れていかれなくてすんだ。そして、後になってから、あ、もしかして、ここって強制送還一歩手前の人が尋問されるところなんだー。。。とかおもったら、なんか急に怖くなってきたよ。そして、何ヶ月も前にこれと同じ事を体験したくせに、事前に一言も忠告をくれなかったクマを殴りたくなりました。ちなみにもっと早い時間に着いた友人たちは、ビザ取るのに3時間かかったらしいです・・・。いや〜ね〜

余談
アメリカがETAS?ESTA?システムを始めてから、乗り継ぎでもそれを取らないといけないんだそうです。アメリカはESTAですね。で、それってまあとどのつまり、前は緑の紙に手書きで書いて手書きで入力してたアメリカ旅行者システムが電子化されたってことだと思います。普通の旅行者はこれでアメリカに入国して、例えば日本に帰国すると日本の入管だかなんだかからアメリカ入管にこの人は無事期間内にアメリカを出国しましたという連絡が行くんだそうです。

が、今回私はカナダに移住目的でアメリカを経由しているだけなので、6ヶ月だかの期間内に日本に帰らないわけです。そして、アメリカはカナダ、メキシコなど地続きの国に行った場合出国と認めないので、今回このままカナダに居ると期限を過ぎてアメリカ不法滞在になってしまうのでは?(実際そのような記述がネットにも散見されます)ということなので、トランジットの際にアメリカ入管に聞いてみました。なんか書類書かなくていいの?わたしはアメリカを出国したということをどうやって証明するの?って。そしたら、書類はなくなった。何もしなくていい。行ったらわかる。とか言われてああ、もうめんどくせえから話すな。というオーラがプンプン・・・。
むかついたけど、よく考えたら12月にまたアメリカ経由でヨーロッパ行くのでそこでちゃんと履歴をクリアにしてもらえればいいかと思って、今回は投げましたΣ(゚д゚lll)ガーン
しかし、事の真相ってどうなんでしょうか?ワーホリでアメリカ経由でカナダに来る人も結構いると思うんだけど・・・。みんなどうしてるの?