画質厨なのでひたすら画質についてぶつぶつかきます。
引き続き
ガチ晴れだとちょっと階調の足りなさが目立ってきちゃう感じですな。
それでも、木はちゃんと撮れてる。 |
ダイナミックレンジについては10年近くの前のセンサーなので、お目こぼしというか個性として流すとして、この画の透明感は5Dに似ている気がする |
遠景の家だってほらこんなにはっきりくっきり |
すんません、レンズにゴミ着いてました。 |
こんなに遠くの湖だって等倍で鑑賞できる |
ちまたでは最近の木が塗りつぶされてぼやぼやになる現象を「綿あめ現象」と呼んでいるらしいですが、よく出来たたとえですね・・・。
でも昔の機種では綿あめにならないんだよ!!
続いてはKissDの3台目となる後継機400Dです。
これだっていまのカメラと比べたらずっと画素ピッチに余裕があるはずなんですよね。
ちなみに1000万画素だそうです。
分かりやすいように同じような写真にしてみました。
いつものように、ダメ写真家なので本体についていたレンズにJPG撮りです。
以下KissX
ハイ。もう、晴れだとか曇りだとか光の角度がとかそう言う事全部抜きにして、等倍を見れば一目瞭然ですよね。画素数1.5倍になった代わりに画像の緻密さが増すんじゃなくて水増しかよ・・・みたいな。縮小すれば同じなのかもしれないけど、それと引き換えに画像の透明感がなくなっている感じ・・・。
でもまあ、この頃はまだ撮った写真を後処理ガンガンして吐き出している感じではないので、エッジ強調も塗りつぶしもあんまりみあたりません。なので、同サイズに縮小かけた画質ではKissXの圧勝。
ダイナミックレンジが広がって空と陰がきれいに出るようになったかな? |
遠景の木に早くも塗りつぶし現象がでてきている。でもまだ綿あめまで入ってないし、許容範囲内だとおもう。 |
これはヘリの中から撮影してますので、参考までに。 |
ふと思ったけど、今のAPS一眼でこんな写真を撮ったら悲惨な事になるのかな? |
一見きれいなんだけど、初代のようなクリアさがないんだよなーまあ、もやってはいてもこの頃の絵はまだ空気感を感じ取れますね。 |
これを見て思う事は、結局センサー自体の性能って実は数年前から大して進歩してなくて、画素数を上げればあげる程、等倍画質は劣化していくと。しかし画素数が大きい方が後処理で縮小をかけられるので、同じ画像サイズにした場合有利。まあこの理論は理解できた。そしてこの理論があるから高感度性能が飛躍的にアップしたと。確かに初代も3代目も実用ISOなんて400程度のものです。
けどさ〜。
それって、「通常の写真のクオリティーは維持して」っていう大前提があっての事じゃないの?とおもうわけですが。高画素化の弊害でノイズが大量に発生したり画面がフラットになったりして、それを補うためにノイズリダクションのかけ過ぎで塗り絵になったり綿菓子続出したり、シャープネスのかけ過ぎでへんな稜線が普通のISOの写真にも影響を与えるようになるんだったら、それって本末転倒だと思うんだけど。
理想は、1.初期の頃の画質を保ちつつも、2.ダイナミックレンジを広げて銀塩写真の質に近づきつつ、3.高感度耐性をあげて利便性をあげた、センサーという事になるけど、なんでどの機種もいの一番の1がおろそかになってるのさ!
今D800のサンプルを開いて思ったけど、最近のサンプルを見るたびに思う違和感、分かった。
写真じゃないんだこれ・・・。
写真に処理をかけて印刷用に最適にしたCGみたいなの。キヤノンはもっと酷くて絵画みたいになってるんだけど・・。 なんでデジイチはこんな方向に進化してしまったんだろうな・・。今回比較に使ったKissXぐらいのCG度で止めておけばよかったのに。初心者をターゲットにしてるKissならまだしも、フルサイズ機が欲しいと思うような人で、標準で旅行社のパンフレットに載ってるみたいな写真を撮りたいと思う人がいる訳ないじゃん・・・。ああいう写真が欲しかったら、個々人で後加工すればいいんだからさ・・・。
じゃあ、新しいカメラいらなくね?って言う話になるんだけど、古いカメラはやっぱり露出がアホだったり、ピントが合わなかったりメカ的な部分で色々劣っているので、 やっぱりそれなりに新しいカメラは必要なんですよね。5Dの時代のように、ちゃんと「写真してる」画を作ってくれるカメラはこの先発売されるのでしょうか?
う〜ん、何を買えばいいのかさらに分からなくなった。
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