やっと来たNikonD800と共に憧れのニコ爺生活。写真撮ったり、北米語とイギリス英語の違いついて考察したり、デザインについて考えたり、外国生活について問答したり。それぞれの比重はそのときに興味あるものによって変化します。まあ、ちょっとマニアな話が多い。

2012/07/11

キタ━(゚∀゚)━!!!!!ついにきたよD800!!キタ━(゚∀゚)━!!!!! 〜女子供にD800はつかえるのか!?御託編〜

2012/07/11
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キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
と、何回キターを貼っても貼り足りないぐらい待ちこがれたD800、4ヶ月待ちの末やっと来ました!!!キタ━━━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!
(2013/4/24 追記)
発売直後、いろいろな人のレポやサンプルを穴があく程観察して、これにすると決めたものの、3月に取り寄せリストに名前を登録した時点で既に40人待ち。そこから4ヶ月待たされ、さらに私のあとに60人も待っているそうです。

電池のリコールの記事でアメリカは5100台カナダは1100台って書いてあったから、そもそもあんまり流通してないんだな。付属のストラップがキャノンのKissよりもペラペラで背骨殺しなんだが、しばらく見せびらかすためにこれを使うか。 つーか、バッテリーやっぱりリコール対象だったよ∑(´・ω・|||) やっと手元に来たのに、バッテリーなかったら使えないやんけ。


前の記事に書いたように、じつはあまりにも入荷しないので心はかなりD600のほうに傾いていたんです。だって(多少)軽いし小さいし24Mで十分だし、何よりもずっと安いし・・。しかしクマさんがですね、人の話を聞いてないのかコミュニケーション不足なのか知りませんけど、先日D800の金色黄土色ボックスを携えて帰宅しまして。そしてもう問答無用にこれを使えと。D800の半値が予定されているカメラがD800を上回る事は絶対ない!と心強いお言葉。

ビビリの私は正直せめてD600の正式スペックを見てから決めたかったんですが、前述の通り今キャンセルすると60人先送りになり、それこそ年内にモノが手に入らない可能性があったので、まあいいや気に入らなかったら売ればという気持ちで恋いこがれた恋人がピークを過ぎて半ば強制的に手元に来ることになりました。

重いけど、まー鍛えれば何とかなる重さっつーか。
持ってみた感想。


・・・・・・・・。
重っ!


スペック上では5Dと同じ重さ(1kgぐらい)のはずなのに、サイズ自体はこっちの方が随分小さいからかなんかずっしり感が。そのかわり、あんまりデカっって言う感じはしない。女子が持っていてもぎりぎり許容範囲な感じ。これは自分さえ重さを克服する事が出来れば街歩きをしていてもさほど変態に見えないのでいいのではないか?

カメラは何せ男用品なので、基本スケーリングが男の手に合わせてある事が多く(特に中級機以上の機種)実物を見ずに買ったD800グリップの具合が心配だったんだけど、これはワタクシの細い指でも平気でした。ちょっと困っておるのがAEロックボタン、デフォルトのままだと指が届きません。(ノД`)・゜・。
しかもキャノンと違ってボタン押しっぱなしにしないといけないようなので、無理に押そうとすると指がつります。(追記:これはカスタムメニューでキャノン風にできました)カスタマイズで他のボタンに充てるしかないんだろうな・・。全く使わない機能の方が多いっつーのに、唯一と言ってもいいよく使うボタンがこれかよ。あと左っかわのロック押しながらまわすボタンも、両手使わないと無理です。まーこれはあんまりいじらないだろうからどうでもいいや。
そしてうちにある唯一のニコンマウントのレンズ、ツアイス50/1.4をつけてみた。カタログによると300gだそうです。これですでに一日歩きまわって大丈夫なのか心配な重さである。正直片手でカメラを持つと右手がつらい。重いの承知で買ってるから文句は言えないんだけど、重い・・・・。設定のため半日ぐらいカメラ持ってたら右手首が痛み出したんだけど、こんなんで大丈夫なのか!?とかなり不安になる。んなので、1日目は外へ出かけずに家の中のものを撮りつつ、もう1つの最大の懸念点色味がどんなもんなのか色々検証してみた。


問題の色味は?5Dのようにあっさりさっぱりの味付けに出来るのでしょうか?
最初、デフォルトの設定のまま撮ったときは、D800の悪い作例を見たときのような気持ち悪いギンギンの(コンデジっぽい)写真が撮れて、同じ場所から5Dで撮った写真と比べてやっぱり中間色が全然なくフォーカス以外の所も変に全体的にシャープがかかっている、悪い方の不安にドンピシャな絵作りだったので、一瞬、これどうしよう・・・。と思いました。

でもFlickrでサンプルを漁っているときに、「これだったら全然問題ないじゃん」というような色味の写真もいっぱい見ていたので、ここであきらめたら負けだと言わんばかりに、ピクチャーコントロールをいじってみた。(追記:ピクコンはRaw撮影→LR現像の場合パラメーターが反映されないらしい。)

結論から言うと、
ニュートラルをベースに
シャープネス 0
コントラスト 0
にすると、ギラギラした感じと無意味にシャープな感じがかなり収まります。まあ今まだサードパーティーのレンズ1本でしか試してないので、他のをつけたらどうなるか分からないんだけど、予想では、他のレンズでもこれに近い(もしくはもっと押さえた)パラメーターで撮って、現像時に足りない部分を補う方向でいきたいと思っています。

あと、キヤノン→ニコンと移ってきて、色作りの方向性の違いも写真によっては顕著にわかるものもあった。まあもともとキヤノンの絵作りにちょっと飽きて乗り換えたので、ニコンの写実っぽい色も嫌いじゃないんだけど、ニコンは緑系の色が黄色に転びやすいみたい。あと遠景を写したときもどっちかというと黄みっぽくなる。私は空気遠近法や緑は青みを帯びた色の方が好きなので、そういう写真は現像時にホワイトバランスをいじることにしました。逆にいつもキヤノンだと青過ぎたりする被写体が普通の色に撮れたりするので、こればっかりはもう現像時に自分の記憶色を頼りに一枚一枚復元するしかないっすね。

作例は2つ目の投稿に載せるつもりだけど、1日歩き回って写真を撮った結果、最初に危惧していた画素ピッチの狭さから来るコンデジっぽさは全くない、少なくとも自分には全く気にならないという結論に達しました。それよりもむしろ、格付けで1位を獲得したダイナミックレンジの広さのおかげで、いままで黒くつぶれてしまっていた木陰とか、空を入れた写真の陰がちゃんと撮れるようになって、大感動です。

つかってみて はじめてわかる ここちよさ

今までの写真て随分暗部とハイライトが飛んでたんだなーと改めて感じる次第であります。


最初っからマニュアルフォーカスのつもりで装備を揃えてあるので
実は随分前から挑戦したかったマニュアルフォーカスでの写真撮り。あえて重い機種にステップアップしたのも、Kissじゃファインダーが小さ過ぎてMF無理!だったからであります。んなわけで、3ヶ月も前から

マグニファイングアイピース


用意してワクテカしていたんです。口コミに眼鏡してると四隅がけられるとかいてあったけど本当だった。これ使うなら眼鏡はしない方がいいみたい。あと、これ、オリジナルのファインダーよりちょっと出っ張って付くから、鼻が画面に引っ付かなくていいって書いてあったけど、本当だった。それでも鼻油は付くけど、オリジナルのだったらもっとベッチョリ付いてただろうからな。

そして肝心の見え方だけど、・・・元々のを一回も見ないで取り替えてしまったので、比較は出来ません!ガ━━∑(´・ω・|||)━━ン
けど、これだとF1.4でピント合わせる事が出来るぜ!しかも半暗い部屋でも結構な確率でピントが合っていた。●のサポートと合わせて使ったら、AFいらないぐらい正確に獲物をしとめる事が出来るはず。

んな訳で、色への不安や重さへの不安や、そもそも手に入らないとか、じつは心が他のカメラに浮気していたとか、手元に来るまでにいろいろ困難があったD800ですが、1日使ってみてこのカメラだんだん好きになってきました。まだ動体はぜんぜんチャレンジしてなかったり、やっと被写界深度を自分で制御して写真撮り始めた初心者なんですが、使っていてとても楽しいカメラです。(手は痛くなるがな)
次回のポストでは作例というほどすごくはないけど、実際撮ってきた写真をご紹介します。