1.Mills & Boonはイギリスで言うハーレクイン文庫のようなものらしい。
2.Mills & Boonはハーレクイン社の子会社(部門?)である。
3.Harlequin社はトロントに本社を置くカナダの企業である。
へえ〜〜〜〜〜〜〜×100
なんでいきなりこんなことを書いているかといいますと、先日タイトルにつられて買った本が、Mills & BoonのHistoricalシリーズだったのです。いやーただ単にタイトルにVikingが入っていたので、読んでみようかなとおもったら、なんか表紙絵が変なんですよね。Historicalシリーズとか書いてあるし。怪しく思って調べてみたらMills & Boonはイギリスのハーレクイン文庫だということが分かった次第であります。
The Viking's Touch by Joanna Fulford |
気になる内容は、絵のまんまです。(終了。)
予定調和100回ぐらいで出来ている話なので、捉え方次第によっては、ストーリーに惑わされず英語読みに集中できるとも言えないこともない。全方位敵に囲まれて絶望的な状況の中、ひたすら「彼の射るような碧い瞳が・・」とか「手が触れ合った瞬間彼女の背中に電流が走り」とかそんなんばっか。え、、、敵の襲来に備えなくていいの?夜襲とかあったらどうするの?みたいな。全体の80%はそういう記述でしたw まー、ハーレクイン文庫読んでそんな文句言うなよ〜という話なのでしょうww
ヒストリカルシリーズなので、歴史小説好きな人は今は使われなくなった小物とか、城の描写とか、乗馬とか、中世の街の風俗とかに関する語彙が集められるので有益かな?登場人物は時代劇調の台詞回しを使ってはいますが、文体は本物のクラシック小説と比べたら至って現代的。スラスラ読めます。
ハーレクイン文庫が普段から好きな人とか、小説は読むの苦手だけど英語の勉強のために・・・という人は、楽しみながら勉強にもなって語彙の強化もできて一石二鳥なのではないでしょうか。逆に、普段から小説好きな人にはおすすめできません。私は正直第1章で飽きて、何回放り出そうと思ったかわかりません。だって結末が全部わかってるんだもん・・・。ロマンス小説とはこういうものだというのを学習する機会にはなりましたが。
どうでもいい情報ですが、この本はバイキングシリーズ2作目だそうで、もう一冊彼のお父さんの時代の話があります。普段だったらへえ〜って言って読むんだけど、ロマンス小説は正直もういいや・・。
あと、タイトルがバイキングとなっているものの、舞台は中世のイギリス、登場人物はデーニッシュバイキングの末裔です。北欧が舞台のバイキング歴史書みたいなのを期待していた私には肩透かしであった。(期待しているものが濃すぎ)ヨークとかにいったことある人なら、現場を思い浮かべながら楽しく読めるんじゃないかなあ?
読みやすさ ☆☆☆☆☆
熱中度 ☆(人による)
語彙(☆が多い程多い) ☆☆☆
達成感 ☆(人による)
(5点満点)
ハーレクイン文庫版も出るみたいだけど、例によって綴りが違うかもしれないのでイギリス版のこちらをお勧めします。
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