やっと来たNikonD800と共に憧れのニコ爺生活。写真撮ったり、北米語とイギリス英語の違いついて考察したり、デザインについて考えたり、外国生活について問答したり。それぞれの比重はそのときに興味あるものによって変化します。まあ、ちょっとマニアな話が多い。

2012/02/01

楽天ェ・・・・

2012/02/01
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うわ〜〜
うわ〜〜〜〜

日本企業のデザインの影響力に対する軽視は、もう一人の力ではどうにも変えられないので、目を塞いでなるべく視界に入らないようにしてきたんだけど・・・。

Edyのロゴが、ありえないぐらいダサい楽天のロゴに変わるんだってね。
普通に考えて、あんなダサいロゴの付いたもの、持ち歩きたい人はおらん。
大体、E D Yのアルファベットのカーニング、プロの仕事と思えないほどひどいぞ?
全体的に要素がパラパラしてるし、ウェイトもばらばらで縮小したら楽天の字がすぐ潰れるんじゃないか?あと今気づいたけど、これ小文字のベースラインの位置間違ってるよね?Eの下の線に合わせてあるけどdのカーブの部分は本来ベースラインより下に出るのでは?yの頂点ラインもEの中棒と揃ってないし・・・。同様にdの頂点もEより高いし。こんな荒いタイポ見たことないよ・・。
しかしそれは驚きの第一段階であった・・・。

ちょっと前に変わった、楽天のCI、なんと佐藤可士和デザインなんだって?
あんな、MSゴシックをベタ打ちして、PCにプリインストールされてる英文フォントをカーニングもせず適当に配置したロゴなんて、エントリーレベルのウェブデザイナーかなんかに安く作らせたものだと思ってたのに・・・。なによりも、あの、底なしにダサく、使いにくく、いつまでたっても垢抜けない楽天のサイトの雰囲気とよくマッチしていたもの・・・。ああ、この会社はデザインに投資しない会社なんだなと思ってたのに。。。

他の楽天グループ企業のコーポレートロゴを見ても、どれも最高にダサくて、デザイン少しでもを勉強した人の仕事とはとても思えなかった。楽の文字なんて、ちゃんとタイポデザインやったのか!?ってクオリティだし。

それが、今をときめくwクリエーターwww佐藤可士和様のデザイン!?
うそだろ?
つーか、彼に依頼したのは本当だったけど、どうせまた執行部のあーでもないこーでもないという差金で、最初の案とはかけ離れたものになってしまったと思いたい。

彼の作品は賛否両論あるけど、少なくともユニクロのブランディングで見せた手腕は、窺い知れる限りは本物だったし。(海外向け限定だけど)

こう考えると、デザインて難しいね。
どんなに個人に才能があったとしても、執行部の理解と庇護がないとそれが正しい形で世にでることもままならないのだから。華々しくローンチを飾ったあとも、そのブランドをどうサポートして発展させていくかは経営層がどれだけデザインというものの影響力と価値を理解するかにかかっているしね。そういう意味で、日本の経営層レベルにつける人間のデザイン教育って絶望的だと思うんだ。わからない。と理解しているならまだましで、分からないくせに、わかったような顔をしてデザイナーの意見には耳を貸さず口を出してくるのだから。

そんなこんなでデザイナーの未来を思案するたびに日々腐っていくのでした。